先日ピアノの先生とレッスン中にお話ししていて、こんな質問を受けました。

「あなた、文系?理系?」

大学では数学が専門でしたが、数学以外の理系科目はてんでダメで、なんなら高校まではずっと国語が一番得意でした、などと答えると、

「ああ、だから文系ベースで理系みたいな弾き方するのね」

とのお返事。

え?文系理系って、ピアノの弾き方に関係あるんですか!?と予想外の結びつきに興味が湧き、詳しく聞いてみたところ、どうやら「文系はねちっこく、理系はカラッと弾く」そうです。

いわゆる感情を込めて弾くのは文系の方が得意で、理系は指はよく回るけど何でもカラッとそのまま弾くらしいのですが、先生曰く、単にたくさんの生徒を見ている内に傾向に気づいたとのこと。

うーむ面白いですね。わたしなりに理由を考えてみました。

文系は感情を込めて弾くのが得意ということでしたが、そもそも『感情を込めて弾く』とは、具体的にはテンポ、音量、音色の変化をつけることです。感情を込めた結果、それらが揺れる(揺らす)ことで、感情が込もっているように聞こえる。そう解釈しています。

これらは楽譜通り忠実に厳密に、きっちり弾こうとし過ぎるとできないことです。

反面、音楽のリズムは整数分割の繰り返しですから、例えば右手は8分音符だけど左手は3連符、といったリズムのズレを頭で理解するのに時間がかかるのが文系のようです。

理系は指は回るけどカラッと弾く、というのは、自分が音楽を始めたころそんな感じだったのでよくわかります。論理的思考力があれば、リズムの理解は早いですし、どの指とどの指を同時に動かして、次はこうで…などと指の動きを機械的に理解・処理して再現していくこともできます。

反面、カラッと弾くというのは、そのまま強弱の変化なんかを細かくつけないということでしょうが、そういうのは多分苦手なんですよね。なぜなら、きっちり楽譜に書いてある以外のことを勝手にするのに抵抗があり、変化もどうつけていいかわからないからです。「pって書いてあるんだから、pの音量をキープするべきでしょ」なんて真顔で言うのが理系です。

その姿勢は厳密に論理をやるのには良いのですが、いかんせん楽譜は不完全なもの。

楽譜に書いてないことをどう付け足したかで多種多様な演奏が生まれ、結果同じ曲をいろんな人が演奏してもそれぞれの演奏家の芸術となる、それが再現芸術たる音楽の面白いところなのですが、理系の人は理解するまでにやや時間がかかるかもしれません。わたしはそうでした。



ちなみにわたしは、先生に「あなたのねちっこい弾き方は完全に文系だけど、指は理系らしくよく回るし、何なのかと思って聞いてみた」と言われました。自分では理系だと思ってたんですが、数学やってるから理系とも限らないみたいですね。╭( ・ㅂ・)و 






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