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ももとです。譜読みがめちゃめちゃ遅いです。

ピアノを始めて独学8年、レッスン1年。もう9年になるのに、譜読みが遅い理由。

それは、あまり多くの曲をやってきていないから。

ポイントは「多くの曲」ではありません。

「音符を見て、実際の音を鳴らす」という行為をやった回数が、少ないからです。

ではどうして、回数をこなさないと読めるようにならないのか。

今回はこの辺りの考えを言語化します。

ある程度大人になってからピアノを始めた人の脳内をご覧あれ。




譜読みをするときの脳内。


「楽譜上の音符を見る」
   ↓
「実際に音を鳴らす」

の間に、脳内では実際もっと多くのステップを経ています。

ピアノを始めたばかりのころに、音の数の少ない曲や練習曲をたくさんやることで、その間のステップを省略できるようになります。
反復による記憶が、ステップの省略を助けるからです。



もう少し具体的な話をしましょう。

「楽譜上の音符を見る」→「実際に音を鳴らす」という行為は、初めのうち、以下のステップに分けられます。


音符を見る
   ↓
五線譜上の「覚えている音」(上から2段目はド!など)を思い出す
   ↓
思い出した音を基準に、そこから順番に数えて、鳴らしたい音の音名を判定する
   ↓
鍵盤を見て、楽譜上の「鍵盤の位置を覚えている音(中央ド、など)」を基準に、鳴らしたい音を探す。
   ↓
鍵盤を押して、鳴らす 


「そんな細かいところまで考えてないよ!」
「たくさん練習すればできるじゃん!」

というお声はもっともです。

だからあなたは練習量の提示でしか、生徒の問題を、悩みを、不安を解決できない。


初心者の「譜読みが遅い」という悩みは、この「実際に音を鳴らすまでに経るステップ」のうち、どこでつまずいているのでしょうか。


例えば、五線譜上の覚えている音がト音記号の上から2段目のドしかないから、そこから離れた音は読むのに時間がかかってしまい、「譜読み全体が苦手」と感じているのかもしれません。
だったら五線譜上の他の音も、いくつか先に覚えてもらった方が、早く読めるようになるでしょう。

「ヘ音記号の楽譜から数えて、一番端の線が下から「ソラミファ」という音になっているよ、「空見は」と言う語呂合わせで覚えておくといいよ 」なんてアドバイスだってできるはずです。


例えば、中央ドの鍵盤上での位置しか覚えていなくて、他の音が鍵盤上のどこにあるのかを探すのに時間がかかっているのかもしれません。

楽譜上の他のドが鍵盤上のどこの音に対応しているのかを、先に覚えてもらった方が、その人にとっては考えやすく、早いかもしれません。よく出てくる下加線の音の鍵盤上での位置を覚えてもらうのもいいでしょう。




どこまで弾いたかわからなくなる。


もうひとつ、譜読みが遅い原因として、「音符が鍵盤上のどの音かわかる頃には、楽譜上のどの音符を見ていたのかわからなくなる」という問題があります。

原因は割と単純で、音符を見る→鳴らす の間に、

・“五線譜上の位置を覚えている音”を思い出す
・“鍵盤上の位置を覚えている音”を思い出す

というふたつのことを、楽譜と鍵盤の視線移動をしながら思い出しているからです。

細かく分けると、こう。↓


音符を見る
  ↓
“五線譜上の位置を覚えている音”を思い出し、音名を考える
  ↓
視線が楽譜から離れる
  ↓
鍵盤を見る
  ↓
“鍵盤上の位置を覚えている音”を思い出し、鳴らす鍵盤を探す
  ↓
鳴らす
  ↓
視線を楽譜に戻す(「今楽譜上のどの音を弾いているか」は、頭から抜け落ちている)


3つのことを同時に覚えておくのは、わたしは無理。

場合によっては運指まで考えながら。

いや無理だこれ。書いててどんどん無理に思えてきた。


解決策はおそらく、「鍵盤を見ずに(楽譜から視線を外さないまま)弾く」と言う練習をすることだと思います。
鍵盤の音の位置を、腕の開き具合などの身体感覚を覚えることで、見なくてもわかるようにするのが目的の練習。こうすれば、少なくとも音符から目線を外す必要がなくなるので、「今どこを弾いているか」だけはわかるようになる。はず。



---



楽譜上の音符と実際の鍵盤の位置の対応は、簡単な曲の譜読みをたくさんこなすことで、徐々に覚えていくことができます。
完全初心者から始めた、弦楽器の譜読みがそうでした。 
ピアノをやり始めた最初のうちに練習曲をやるのには、そういう目的もあるのではないかと思っています。

しかし大人になってから始めると、「音符を見る」→「実際に鍵盤の音を鳴らす」までの間に、多くのステップがあり、記憶力も子どものころより落ちているので、なかなか譜読みは早くなりません。

わたしのように「それでもいい、この曲さえ弾ければ」という割り切った弾き方をしたい人ならいいのですが。
あなたがもし、今後もいろんな曲を弾きたくて、譜読みを早くしたいと思っている大人だったり、大人になってからピアノを始めた生徒を抱えているのなら。

これらのステップのどこが遅いのかを理解することが、上達の助けとなると信じています。



 
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