ピアノであるフレーズを弾くときに、先生に言われてそのままメモした言葉があります。

にごらせない」。

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・どういう意味?
・実際どうやって体を動かす?

自分用メモも兼ねて、この2点を整理しておきます。



どういう意味?


にごる = 二度の和音になっている

と、表現することが多いです。

「二度の和音」というのは、乱暴にいうと「音階上の隣り合った音同士の和音」のことです。

音階とは? ♯や♭のある音は? などなど、ちゃんと理解しようとするとこの説明では不十分なのですが、本題から逸れるので、以下の具体例でわかった気になって次に行きましょう。

冒頭の画像でいうと、「レミファソーファド」というフレーズが出てきますね。

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このフレーズのうち、例えば最初の2音、「レミ」が同時に鳴っていると、つまり和音になってしまっていると、「二度の和音」となり、その響きを「にごっている」と表現するわけです。

音がこういう状態になるのを避けましょう、という意味の注意書き、というわけですね。



実際どう体を動かす?


では、実際どう体を動かすか。

今回あえて「弾く」という言葉を使わないのは、「弾く」という言葉は

「体を動かして音を鳴らす」

という意味だけでなく、

「どんな気持ちでその動作を行うか(例:落ち着いて弾く)」

や、

「弾いた結果どんな音になってほしいか(例:元気いっぱいに弾く、軽やかに弾く)」

を表すときに使われる言葉でもあるからです。

どんな音を鳴らしたいか? → そのために、体をどう動かせばよいか?

この流れで整理していきます。



Q.どんな音を鳴らしたいか?

 → この写真の箇所だと、「レミファソ」あたりを鳴らすときに、それぞれの音が和音になってしまうことがないよう(=にごらないよう)、「次の音が鳴るときには前の音がなっていない状態」を目指します。


Q.では、どう体を動かすか?

 → 次の音を鳴らすときには、前の音の鍵盤から指を離します。


 
具体的な奏法の例:

「レミ」と弾くとき、「ミ」を鳴らす時点で、「レ」の鍵盤から指を離す。



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「にごらない」の一言で、実際この体の動きを想起して弾ければ、楽譜にメモする言葉としては上々です。

ムリそうなら、「1音1音 指はなす!」とメモした方がいいでしょう。

大事なのは、「その言葉を見れば “出したい音の出し方” を体が思い出せること」。 

自分がわかればなんでもオッケー!( 」´0`)」 



まとめ。



フレーズを弾くときの、「にごらせない」という表現。

 → 意味:次の音との(二度の)和音になってしまわないように弾く。
 → 奏法:次の音を弾くときには、前の音の鍵盤から指をはなす。




わかりやすい記事の書き方を試行錯誤中( 」´0`)」